プロローグ

　宇宙暦366年
　宇宙船カルナスは惑星ミロキニアで謎のエネルギーフィールドを発見
　調査に向かう銀河連邦軍の英雄ロニキス・J・ケニー提督とその息子クロード
　ミロキニアに降り立った探査部隊は正体不明の装置を発見し
　クロードは勇気を示そうと装置に接近してしまう
　次の瞬間、彼の体はまばゆい光に包まれていた

　クロードが目を覚ますと
　そこは通信機も役に立たないような未開惑星の美しい森の中だった

　その数ヶ月前、遠く離れた惑星にひとつの隕石が落下する
　豊かな自然を持つ惑星エクスペル―――
　緑に囲まれたアーリア村ぶ少女レナは住んでいた
　隕石の落下以降、平和だったこの星で異変が起こり出し
　その隕石は厄災の象徴とみなされソーサリーグローブと呼ばれた

　そして運命はこの惑星でクロードとレナを引き合わせた

　世界を変貌させたソーサリーグローブと十賢者の野望
　無限の可能性を求め、闇を光に変えるために

　二人は冒険の旅に出る―――